モノ愛・モノノイヒカ

量産品もいいもんだ

オパナック1935

オパナックはセルビアのシューズメーカー。革ではなく天然ゴムで作られているため、農夫靴として親しまれた。そのラインナップの中でも、初代デザインを復刻したオパナック1935は、スマートに振り切らない絶妙な素朴さのデザインが特徴。

天然ゴム特有の柔らかな履き心地と、味のある少しチープな作り、4ケタという手頃なお値段。「もしかしたら降るかも、いや降らないかも」という日の足元は必ずこれである。

そんなオパナック1935の弱点は、くるぶし近くまで覆うデザインのため、そのまま履くとほぼ確実にかかとが靴擦れを起こすこと。正直、買う時に小一時間迷った。これは絶対に靴擦れする。困った。しかし履きたい。そこで、ない知恵を絞ってみたのがこれ。

普通の中敷きに、シークレットソールをくっつけたもの。これで、かかとを靴擦れする位置からずらそうという狙いだ。ビンゴ! 今のところ靴擦れせずに履けている。

基本的に、靴擦れしそうな靴は最初から選択肢に入れないのだが、頭を捻ってでも履きたいところがある、ちょうどいいデザインと機能性の靴なのだった。

https://www.opanak1935.com